『君がため 春の野に出でて若菜摘む わが衣手に 雪は降りつつ』
百人一首の中の光孝天皇の歌です。あかね荘を運営する社会福祉法人若菜会の名前はこの歌から引用したと言われています。
『若菜』とは、決まった植物の名前ではなく、春の野に生えていた食用や薬用になる草のことだそうです。当時は、春の七草を食べると長生きできると信じられていました。また、『君』は若菜を送る相手をさします。百人一首には恋の歌が多いので、この歌の『君』とはおそらく読み手の大切な恋人だったのかもしれません。
でも、私たちにとっての『君』とは、地域のお年寄りです。お年寄りのために、職員みんなで野(地域)に出よう。そして若菜を摘もう。雪が降ってきても、地域の方々のためなら頑張るぞ!職員一同、こんな思いで頑張っている若菜会です。
理事長 飛嶋 献